Netcommons3のインストール
NetCommons3は無料で簡単に始められるCMSですが、始めるには簡単な条件が3つあります。
PHP5.4以上のサーバー
MySQL5以上のデータベース
ちょっとのWeb知識
以上です。
でもCMSって何?とか、PHPとかMySQLとかナンナノ?っていう初心者の方もいますよね。
安心して下さい。
レンタルサーバーを借りれば良いんです。
しかし、どこのレンタルサーバーでも良いわけではありません。
そう、上記のPHPやデータベースが使えるサーバーが必要です。
私のオススメは、「エックスサーバー」です。
月額1,000円~と、レンタルサーバーとしてはあまり安いとは言えませんが、
最低限のSSH接続(サーバーを直接コマンドで触れる)が可能で、php.iniの編集も可能、容量も200GBと大容量でしかも超高速。
キャンペーンとタイミングが合えばドメインも無料という太っ腹。
大好きです。
他にも「さくらインターネット」という超有名どころもありますが、私はエックスサーバーのほうが好きです。
なんとなく。
で、要はエックスサーバー等のレンタルサーバーを借りれば必要条件は満たされるわけです。
そしてそこへNetCommons3のファイル群をアップロードしてやれば、インストール画面が出て来るというワケです。
概要としてはこんなとこです。細かくは以下に手順を載せていきますので、そちらを御覧ください。
ちなみに、スクリーンショット画像などはエックスサーバーを使ったものになりますので、他のレンタルサーバーをご利用の方は、それぞれに脳内変換して下さい。
まず、ホームページを公開するためのサーバーを借りましょう。
ここでエックスサーバー を例にして解説します。
(別にエックスサーバーで無くても構いません。お好きなサーバーを借りてください。エックスサーバーの回し者では無いです。)
まずエックスサーバーのトップページへアクセスします。
ちょうど(2017年8月7日現在)初期費用半額キャンペーンやってますね。しかも標準でSSD・・・。くそう、もっとあとで契約すれば良かった。
お申込みについては「お申込みはこちら」の下に「お申込みの流れについて」という解説があるので割愛しますね。
・・・・・・。
で、無事契約できました。できたんですよ。
では次に、NetCommons3の本体をダウンロードしましょう。
ダウンロードは国立情報学研究所が運営するNetCommonsの公式サイトへ行けば置いてあります。
もちろん無料です。
現時点ではVer3.1.5が最新ですね。
ダウンロードする時は常に最新のファイルを選択してください。
実はNetCommons3はまだリリースされたばかりで、たまにバグがあったりします。
最新Verではそういったものもどんどん改善されていっています。
ダウンロードはできましたか?
では、次に、ダウンロードしたファイルを解凍しましょう。
65MBもあり、ファイルの数も非常に多いので解凍には少し時間がかかります。
解凍が終わったらFTPソフトでアップロードしましょう。
WinSCPを開くとこのような画面になっているので、囲まれたところを任意の情報に変更します。
エックスサーバーの場合はここに設定方法が載っています。
FTP自体が分からない方は、探せば(検索すれば)いくらでも使い方や概要を説明しているサイトがあるので、そちらをご覧ください。何事も自分で勉強です。
ログインできたら、Webルートフォルダへ移動し、先程解凍したファイル群をまるごとアップロードします。
アップロードする時は必ずバイナリモードでアップロードしてください。
あと、当然ですが、文字コードは「UTF-8」です。
アップロードには回線速度にも寄りますが、数分~数十分程度かかります。
では待っている間にデータベースを作りましょう。
エックスサーバーではここでデータベースが作成できます。
「MySQL追加」を選択し、データベース名を決めて、MySQLの追加ボタンを押します。
次に、データベースへのアクセス権を持つユーザーを作成します。
「MySQLユーザー追加」をクリックし、ユーザー名、パスワードを入力して「MySQLユーザーの追加」ボタンを押せば完了です。
ユーザー名はデータベース名と同じにしておくとわかりやすいです。
パスワードは忘れないようにしましょう。
今度は先程作ったデータベースに、今作ったユーザーを当てはめます。
アクセス権未所有ユーザに先程作ったユーザーがいるので、その右にある「追加」ボタンを押してやりましょう。
これで、データベースは完成です。簡単でしょ。
ちなみに、データベース名とユーザー名と、先程のパスワードに加え、赤線で引いたMySQLホスト名は後で使うので、何処かにコピペしておきましょう。
ではそろそろファイルのアップロードは済みましたか?済みましたね。
ではここでちょっとファイルの権限を変えてやります。
public_html/app/tmp を777にしてやりましょう。
もしかしたら変えなくても良いかもしれません
あと、NetCommons3の機能で画像サイズ変更などに使われているプラグインのimagickがエックスサーバーではパスが通っていないので、php.iniを編集してやる必要があります。
php.iniは、サーバーパネルの下あたりのここにあります。
ついでにここでPHPのバージョンも確認しておきましょう。
最新のNetCommons3.3であれば、PHP Ver.7.2.xでインストールが動きますので、変更の必要はありません。
現在NetCommons3.2.2では、PHP Ver.7.2.6ではインストールが動かず、会員管理プラグインも機能しません。
なので、ここでバージョンを7.1.18に変更しておきましょう。
そして「php.ini直接編集」タブをクリックして直に追記します。
実際に書くとこんな感じです。
[mbstring]の上あたりに書くといい感じです。
これをしておくと、あとでimagickがありません!というアラートがでなくなります。アラートなので出てても問題ないですけどね。
しかし、imagickについては脆弱性について諸説あり、バージョンによっては安全だとか、それでもだめだとか。
なので、利用する場合は自己責任でお願いします。
ただ、NetCommons3での用途は、アバターの画像がない場合に名前から自動生成するのに使われているだけなので、ユーザーアップロードに利用されている訳ではないですし、心配は無いのかなと思います。
ではこれからが本番です。
公開するためのHPのアドレスへ実際にブラウザでアクセスしてみましょう。
ドメインを取得した人はドメイン設定の所からホームページアドレスが確認できます。
ドメインを取得していない人でも、.xsrv.jpが付いたアドレスが貸与されているはずです。
すると下記のような画面で利用規約が表示されているはずです。
一通り読んだら「次へ」を押します。
するとここでデータベースを設定する画面が出てきますので、先程控えた情報を入力します。
ホスト名、データベース、ID(ユーザー名)、パスワードを入力し、「次へ」を押します。
するといくつかチェックがどうのこうのと出てくるので、「次へ」を押していくと、管理者の情報を決める画面が出てきます。
ログインID(あまり変更しなくていいかも)、パスワード、ハンドル名(NetCommons上で表示される名前)を好きに決めて「次へ」を押します。
これでインストールは完了です!
あとは下記のようにNetCommons3の基本画面が表示されれば成功です。
もし失敗した場合は、アップロードからやり直して見ましょう。
いかがでしたか?簡単だったでしょう?
書き始めなので色々わかりにくい部分があると思うので、それはこれから精査していきます。
困ったことがあったら公式サイトにヘルプデスクなんかがあったりします。
そこで質問するにはコモンズネットという組織の会員にならなければいけませんが、投稿されている内容は見ることができます。
過去にもいろんな方がいろんな壁にぶつかってこられた経緯が載っています。
是非参考にしてみてください。